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小さく生まれ変わりました

2021年03付03日 11:09:33

忘れもしない2020年2月28日。
その朝、暖冬でいつもより早く散りかけてしまった隣の梅の木の下で
急遽娘のランドセル姿の写真を撮りました。

 

突然の一斉休校要請。
卒業を間近に控えた子供達はただただ呆然とするばかり。
本当に開催してもらえるのか何の保証もないぶっつけ本番の卒業式へ向けて、
まだ台詞を覚え始めたばかりの呼び掛け、マスク着用での歌の練習で、
最後の登校日1日が終わりました。

 

荷物を引き揚げる手伝いに駆けつけたお母さん達は、ランドセルを背に
両手に大荷物を抱えて出てきた我が子達の姿を見て、驚愕と感動で思わず涙が…

 

あと何時間、何分このクラスで一緒に過ごせるか?お互いにメッセージをゆっくり
書き合おうとしていた卒業アルバムはまだ用意されていなければ、
色紙もメッセージカードも何も準備がない。
そんな中誰か言い出したのか?
あの日冷静さに少し欠けていた12歳の彼らがとっさに思い付いたのは、
思い出の詰まったランドセルへの寄せ書きだったのでしょう。
一面メッセージでいっぱいの子、親に怒られるとのではないかと勇気がなかった子、
そんな事する余裕も無かった、気がのらなかった子、様々でした。
我が娘といえば何も書かれていない、朝と同じランドセル。
せっかくだから書いて貰えばよかったのに〜、とついつい言ってしまいましたが、
娘のランドセルは焦げ茶色。黒の油性ペンでは字が見づらいから書いてもらわなかった、と訳を話してくれました。

 

  

 

あれから1年、先日ある物が手元に届きました。
少し寂しい気もしますが、クローゼットに眠ったままや処分するより、綺麗な部分を利用し

小物として使ってあげた方が良いと思い、3ヶ月程前ランドセルのリメイクを依頼したのです。

 

今思えばあの時メッセージを書いてもらわなくて良かったなあと、
見慣れた焦げ茶色の革を眺めました。
この小さく生まれ変わった財布達を、

革が更に良い味わいになる程大切に使い込んで欲しいです。

 

 

新しい生活様式となり、変化・短縮されることがあっても
人生それぞれの門出はお祝いしたいものですね。

 

この春卒入学されるご家族の皆様、
おめでとうございます。

 

C.Y.

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