日時 : 2022年5月31日(火) 15:00~17:30
場所 : 三栄商事株式会社 社長室
出席者: ICCパートナーズ株式会社 代表取締役 小林雅 様
三栄商事株式会社 代表取締役 後藤 正幸/AI Assist株式会社 大森
「ICCの代表に聞く、レガシー産業によるイノベーションの重要性」
・後藤
ICCとは何ですか?また、ICCを通して、実現したい世界とは?
・小林
ICCとは「ともに学び、ともに産業を創る。」 経営者・経営幹部のためのコミュニティ型カンファレンスのことです。 シリコンバレーでベンチャー企業や大手企業の社長が集まって新たな産業や企業を勃興する空気感がとてもよく、その空気感を日本で作り上げたい。それが、ICCを通して、実現したい世界です。
・後藤
京都、福岡でICCを開催している理由は?今後、海外展開の予定はありますか?
・小林
京都は単純に好きだから。福岡は街の練度が高いからです。
今後は年2回の京都福岡開催を繰り返し、国内事業の規模を拡大していこうとは考えています。海外展開は今のところ予定はないですね。
・大森
歴史あるレガシー産業に今後期待する事とは。どんな変革が求められているでしょうか?
・小林
自社の強みをもっと外に主張することです。例として、日本国内では評価が普通な日本食屋さんであっても、そのクオリティを海外で出せれば高い評価を受けられることがあります。自社の強みを認識していないレガシー産業は、交換留学をすべきです。大企業が海外ベンチャーに行くことはよくある。強みを認識すためには外の世界を見ることが大切です。
・大森
製造業に対する危機感はありますか?必要な考え方(マインドセット)は?
・小林
製造業は思考のサイクルが遅い。新たな産業はPDCAを回すのが早いです。速く回さないと潰れてしまうし、思考のサイクルが遅いと顧客の求める商品が生まれづらい為、利益減につながってしまう。
ICCの運営チームには「PDCAカルチャー」という、常にやってきた事を振り返る改善方法を自発的にやっています。ルールとして設定したわけではないが、自分がやってきたことを周りに浸透させたことで、言わずに社員全員が自発的にやるようになりました。
・後藤
自社もレガシー産業の一つ。だからこそ、ICCへの参加を通して常に新しい情報に対するアンテナを高く持ち、新しいビジネスモデルを見つけていきたいです。
・小林
三栄商事さんみたいな会社をどんどん増やしていきたいですね。レガシー産業にも良い出会い、良いイノベーションがたくさん生まれるよう努力していきたいです。
会社名 |
ICCパートナーズ 株式会社 |
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Webサイト |
https://industry-co-creation.com/ |