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やり残してこその人生

2022年02付14日 10:45:52

先日、たまたま土曜の夜やっていた「おいハンサム!!」というドラマの第3話を見ました。
1話、2話を見ていないので登場人物の設定などはあまりよくわかりませんでしたが、その中で非常に印象的なシーンがありましたのでご紹介します。

 

皆さんも経験があるかもしれませんが、親元を離れて一人暮らしや結婚をしたとき
冷蔵庫の中身をぴったり使い切るのがなかなか難しいことだと思ったことはないでしょうか?

レシピ通り作ると材料が余る。
余った材料を使い切るために、余りものを組み合わせて何ができるか頭を悩ませたり
逆に、ぴったり使い切るためにレシピを無視してたくさん入れすぎてしまい
おいしく食べれたはずの料理の味自体を損ねてしまったりなど。

 

また、もしその時ぴったり使い切れたとしても、次に買った材料でまた同じことが起きていく。
そんなことに頭を使うのが億劫になり、少し放っておくと気づいたら食材が腐っていてまた嫌な気持ちになったり。

いつしかそれが面倒になり(もちろんそれだけではないが)、私は自炊をやめました。

 

さて、そのドラマの夕食シーンではこんな会話が繰り広げられます。

(文字起こししていたサイトからの抜粋です)

 

源太郎(父・吉田鋼太郎)「私たちの人生でネギを使い切ることは珍しいことなんだな。」

千鶴(母・MEGUMI)「使い切るってそんなに大事なことなのかしら?
必ず忘れたり積み残したり落っことしたりするのが人間だし、使い切ろうと頑張ると疲れる。上手くやっても明日はすぐやってくるし。
冷蔵庫は王様じゃないの!道具なの!冷蔵庫の目的はジャスト使い切りじゃなくって家族の幸せなのよ!」

 

たしかにそうだ。
冷蔵庫の材料をぴったり使い切ることは目的ではない。
日本人の「もったいない」精神をこじらせると
こんな当たり前のこともわからなくなってしまうものかとハッとさせられました。

 

そのままドラマは進み、ネギの話から人生の話に大きく飛躍します。

源太郎(父・吉田鋼太郎)が「残り7センチのネギ」が象徴する限りある時間、限りある人生について娘たちに語ります。

「ネギをちょうど使い切るなんてことはできないんだ。
我々は仕事でも人生でも様々な材料や知識や経験を使って、より良い何かを生み出そうとしている。
だが限られた時間のせいで、その材料をどうしても 全て使い切れない。生かしきれない。

人生には限りがある。
だから 必ず生かしきれなかったものが残ってしまう。それでいいんだ。
ぴったり収支が合うなんてことはないんだ。ぴったりにとらわれるな。

人生には 必ず 終わりがくる。
誰にとっても必ず途中で終わりがくる。
だからやり残したことを後悔しても始まらないんだよ。

ぴったりが何だ!
ある時点で、ぴったりだったとしても明日からどうする?
やり残しを恐れずに前向きに生きろ。
前向きに倒れろ。

やり残してこその人生だ!」

その場で聞いていた長女、三女は「何言ってんの?」とポカンとしていましたが、
リモートで聞いていた、まさにぴったりにとらわれ疲れ果てていた次女は感動して涙していました。

 

恐らく人生ぴったり予定通りやり切って終わることなどありえない。
ならば、やりたいことをやり切って、その後、少し人生を余らせて生きていくよりも
やりたいことを山ほど抱え、やり残して死んだ方が幸せなのではないか。

たまたま観たドラマでしたが、非常に刺さりました。

私も、やりたいことがやり切れず、何かをやり残して悔しくて死んでいくくらいの人生を送りたいものだと思いました。

 

 

T.I.

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代表取締役 後藤正幸

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総務部 鬼頭俊介

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